25年を迎えたヘリトロニックパワー
ヘリトロニックパワーは、今日でも当社のベストセラー機械です。 世界54カ国で、HELITRONIC POWERシリーズのマシンは研削・浸食で確かな性能を発揮しています。
機械工学業界が大きな危機に陥った1990年、当時のCTOとマネージングディレクターはすべての製品をひとつに統合する決断をしました。 彼は全ラインナップをたったひとつの機械に置き換えたのです。 4年後の1994年、工具研削機HELITRONIC POWERはアメリカのIMTS見本市で発表され、その独自のデザインと反応速度で専門家を驚かせました。
当時一般的だったコンセプトとは対照的に、WALTERのエキスパート達はほぼすべての工具を研削できる5軸工具研削機HELITRONIC POWERを生み出したのです。 かつては6台の特殊機械を必要とした作業が、今では1台の機械で対応できます。
ヘリトロニックパワー機の発売数が1000台に到達。 これを記念してコインが鋳造されました。
WALTERは、EMO 2001で「ツーインワンコンセプト」を導入しました。 当時でも、強力な研削スピンドルが完璧な生産結果にとって不可欠であり、ワイヤEDMよりも回転浸食がより効率的なツール製作につながることは明らかでした。
生産の観点から見ると、「ツーインワンコンセプト」はPCDで作られたツールを 1 台のマシンで 100% 侵食するだけでなく、炭化物等から作られた工具を100% 研削することを意味します。 または、2 台目の機械の再構成に時間を費やすことなく、1台の工具に両方の加工方法を使用することもできます。 一回のクランプで浸食、研削または両方を行えるため、極めてフレキシブルな生産が可能です。
2004年研削ソフトウェアHELITRONIC TOOL STUDIOがWALTERによって開発されました。 研削ソフトウェアは、完璧な工具を可能な限り簡単に生産するための一体型ウィザード技術を備えています。 その結果、どんな複雑な形状も1回のクランプで研削できるようになりました。
2006年、自動化の重要性がますます高まりました: ホイールチェンジャーを搭載した初のHELITRONIC POWERが発売されました。 トップローダー、ロボットローダー、研削ホイールチェンジャーなどの自動化ソリューションがこれに続き登場しました。
HELITRONIC POWERに新しいコントロールパネルが登場しました。 2008年からは、世界最大のコントローラメーカーであるファナックのコントローラーを搭載しています。
2013年には製造数が3000台に到達しました。 このマイルストーンを「エアブラシ」特殊機械で祝いました。
2019年2月には、HELITRONIC POWER の最新モデルHELITRONIC POWER 400が登場しました。 最新の方法によってデザインが一新されました。 同時に、HELITRONIC POWERシリーズらしい特徴もしっかりと備えています。 この新モデルはHELITRONIC POWERシリーズの一番若い機種として人気を集めています。