企業戦略の一環としての持続可能性
Walter Maschinenbau GmbHでは、持続可能性を企業戦略の一部として確立してきました。人と社会さらに環境は最も保護すべきものであり、企業にはそれらを保護する大きな責任があります。この責任は、UNITED GRINDINGグループのCorporate Social Responsibility規範にも規定されています。
温室効果ガスの割合を定期的に分析し、排出量を削減するための適切な対策を検討し実行することで、弊社は、継続的な改善に努めています。
「チュービンゲンは青くする」:気候パッケージおよびKLIMAfitプロジェクト
欧州委員会は、その気候法を以て、2030年までに温室効果ガスの排出量を現在より少なくとも55 %削減することを制定しました。当社は、この目的実現のために気候法に基づき、積極的に取り組む都市であるチュービンゲン市に本拠を持つことに誇りを感じています。都市の気候保護積極政策「チュービンゲンは青くする」の一環として、当社ではチュービンゲン市の2030年までの気候ニュートラル実現をサポートする義務を自ら課しました。
2023年、WALTER社はテュービンゲン、ロイトリンゲン、メッシンゲン、ロッテンブルクの各市が実施する「KLIMAfit」プロジェクトに参加致しました。このプロジェクトの目的は、各企業が自らのカーボンフットプリントを計算し、自社の排出源の概要を把握できるようにすることでした。バーデン=ヴュルテンベルク州環境・気候・エネルギー省の資金援助プログラムの一環として、WALTER社はKLIMAfit企業の称号を授与され、証明書を受け取りました。
以下が実施されました:
- テュービンゲン本社の気候バランスシートの作成
- 気候保護のための組織体制の確立
- 気候保護ガイドラインの策定
- 排出量削減とそれに伴うコスト削減のための対策プログラムの作成
- 他団体との定期的な合同ワークショップを通じた情報交換
- 地域的・世界的な気候保護への貢献
プロジェクトで得た知識をもとに、持続可能な排出量削減に取り組むことができます。カーボン・フットプリントと定められた対策は、その実施状況について、独立委員会によって毎年見直されます。
省資源化
4年ごとには、DIN EN 16247-1に基づくエネルギー監査が社内で実施されます。この監査では当社の資源消費状況を明らかにして、その消費を節約するために必要な処置を行うことができるようにすることが目的です。
今後は、社外からのエネルギー調達を削減するために、電力の一部を社内の太陽光発電プラントで賄う予定です。これは社屋の空調およびデモセンターでの機械の冷却剤設備用に使用される予定です。チュービンゲンではこのプラントがすでに稼働しており、クジム(Kuřim、チェコ共和国)拠点でも間もなく設置される予定です。さらに、2022年には30 %以上のガスを節約することができました。クジム拠点では、ヒートポンプを用いた代替的用力供給も計画中です。
VDMAのBlue Competenceイニシアチブ
当社では、ドイツ機械工業連盟(VDMA)の会員として、すべての業務における持続可能な行動原則に従っています。このためVDMAの持続可能性イニシアチブ「Blue Competence」に参加し、事業目標に取り込みました。今日の課題を解決するためには先端技術や技術革新が不可欠で、すべてのパートナーは今日と明日さらにその後の世界を形成するという共同目標に向かって一丸となって進んでいます。これには、より少ない資源でより多くを実現し、責任感を持って行動し、模範となることも含まれます。
効率的にも持続可能にも行動することを希求しているお客様の要件およびISO 50.001準拠エネルギーマネジメント等の項目も、当社では可能な限り満たし、皆様に魅力ある促進の新たな道を切開きたく存じています。この考えに基づいてHELITRONICシリーズ工具研磨およびEDMの開発においては、環境に関する特性の継続的改善を大変重視しています。この取り組みは、機械の設計に始まり、生産、操業費用の最適化を含む機械のライフサイクル、そしてEOLマシンの廃棄処分にまでわたります。その他の情報や節減の潜在性については当社のエネルギー効率に関するフライヤーをご覧ください。